ICL(眼内コンタクトレンズ)
角膜を削らない視力回復手術「ICL(眼内コンタクトレンズ)」
フェイキックは、小さなレンズを目の中に挿入することで視力を回復させる 新しい視力矯正手術です。使用するレンズは生体適合性が高く、大変優れた素材で出来ていますので安心です。また、コンタクトレンズのように日々のお手入れの必要もなく、特別なメンテナンスをしなくても、長期間にわたって良好な視力を維持することができますので、「永久コンタクトレンズ」とも呼ばれています。フェイキックの特徴は、角膜を削らない手術であることです。角膜を削らないことで得られるメリットは非常に多く、質の高い視力を期待することができます。
ICL 5つの特徴
1. 角膜を削らないから手術前の状態に戻せる 「可逆性の手術」
視力回復手術としてはレーシックが有名ですが、レーシックは角膜削って近 視や乱視を治療します。一方、フェイキックは、角膜を削らずに視力を回復 させる治療法です。レーシックのように角膜を削ってしまうと、元の状態に 戻すことができませんが、フェイキックは、万が一何らかの問題が起きても レンズを取り除けば元の状態に戻すことができる「可逆性の手術」です。 すでに、世界70ヶ国以上で行われており、約30万人以上の方が治療を受 けていますので、その安全性と実績は十分に証明されています。
2. 角膜を削らないから 「見え方の質が高い」
レーシックのように角膜を削ると高次収差(不正乱視)が増加することがあります。特に強度近視の方は、角膜を削る量が多くなるため、高次収差の増加が大きい傾向にあります。高次収差はメガネやコンタクトレンズでは矯正できない微細な歪みで、見え方の質に関係します。フェイキックは、角膜を削らずに視力を向上させますので、手術後の高次収差の増加が少なく、非常に質の高い視界を得ることが期待できます。かつてのフェイキック手術は、レーシックが受けられない方が選択する視力回復手術というイメージがありましたが、見え方の質が高いことから、レーシックが適応となった方でも、敢えてフェイキック手術を選択される方も増えてきています。
3. 角膜を削らないから 「手術の適応範囲が広い」
レーシック手術は角膜を削って視力を回復させるため、強度近視、角膜の厚さが足りない、角膜形状に問題がある、円錐角膜と診断されたなどの理由で、手術が不適応と診断された方も少なくないでしょう。フェイキック手術は、角膜を削らずに視力を向上させることができる画期的な視力回復法のため、強度近視の方、角膜の薄い方、形状に問題がある方、円錐角膜と診断された方でも、治療を受けることができます。また、矯正できる度数の範囲が広く、レーシックでは矯正できない強度の近視や乱視の方でも視力を回復することが可能です。
ICLは、 こんな方にお勧めの視力回復手術です
- 強度近視の方
- 角膜が薄い方
- 円錐角膜と診断された方
- ドライアイの症状が強い方
- 質の高い見え方を希望される方
- 角膜を削る手術に抵抗を感じている方
- レーシック手術が不適応と診断された方
●円錐角膜の診断を受けられている方へ
フェイキック手術は、角膜を削らないため手術の適応範囲が広く、円錐角膜と診断された方でも手術を受けることが可能ですが、フェイキック手術は視力を回復させる治療になりますので、円錐角膜の進行を止める効果はありません。フェイキック手術を受けた後に、円錐角膜が進行する可能性は十分にありますので、まずは円錐角膜の進行を抑制する治療を受けることが適切です。フェイキック手術後に円錐角膜が進行すると、回復した視力も低下してしまい、手術自体が意味の無いものになってしまいます。円錐角膜と診断された方にとって、良好な視力を取り戻すことは大きな希望であると思いますが、長期的に良好な視力を維持するためにも、まずは「クロスリンキング」や「角膜リング」といった円錐角膜の進行を抑制する根本的な治療を受けることが大切です。
4. 角膜を削らないから 「手術のリスクが軽減される」
レーシックでは、フラップを作成する時に角膜の知覚神経が切断されるため、 一時的にドライアイの症状が現れることがあります。また、レーシックでは 術後に暗い場所で光がにじんで見えたり、コントラスト感度が低下することがあります。こういった症状は、エキシマレーザーの照射径が暗所で開いた 瞳孔サイズより小さい場合に起こる可能性があります。フェイキックは、角膜を削らないため、このような手術後のリスクが少なく、安全性に優れてた 視力回復手術です。
5. 日々のお手入れがいらない 「永久コンタクトレンズ」
レーシックでは、フラップを作成する時に角膜の知覚神経が切断されるため、 一時的にドライアイの症状が現れることがあります。また、レーシックでは 術後に暗い場所で光がにじんで見えたり、コントラスト感度が低下することがあります。こういった症状は、エキシマレーザーの照射径が暗所で開いた 瞳孔サイズより小さい場合に起こる可能性があります。フェイキックは、角膜を削らないため、このような手術後のリスクが少なく、安全性に優れてた 視力回復手術です。
ICL(眼内コンタクトレンズ) の種類
レーシックのように角膜を削ると高次収差(不正乱視)が増加することがあります。特に強度近視の方は、角膜を削る量が多くなるため、高次収差の増加が大きい傾向にあります。高次収差はメガネやコンタクトレンズでは矯正できない微細な歪みで、見え方の質に関係します。フェイキックは、角膜を削らずに視力を向上させますので、手術後の高次収差の増加が少なく、非常に質の高い視界を得ることが期待できます。かつてのフェイキック手術は、レーシックが受けられない方が選択する視力回復手術というイメージがありましたが、見え方の質が高いことから、レーシックが適応となった方でも、敢えてフェイキック手術を選択される方も増えてきています。
ICL(眼内コンタクトレンズ)「後房型レンズ」
後房型フェイキックレンズは、水晶体と虹彩の間(後房)にレンズを固定して、近視・遠視・乱視を治療します。また、新たに老眼に対応した後房型レンズが登場し、フェイキックによる老眼治療も可能になりました。後房型レンズは現在では約70ヵ国で使用されており、世界的な実績も十分に証明されています。強度近視、強度乱視にも対応する幅広いレンズバリエーションがあり、新たに開発されたホールタイプのレンズは、光学部の中心に極小の貫通孔を設けた新しいモデルで、手術前にレーザーによる処置をしなくても房水循環の維持が可能になりました。
プレミアムコンタクトレンズ
合併症の抑制を考えた新しいICLレンズ
このレンズは、コストパフォーマンスに優れ、近視・遠視・乱視だけではなく、老眼にも対応できる新しい後房型レンズです。すでにCEマークの認定を受けており、海外での実績は豊富で、他の後房型レンズと同様に良好な結果が得られています。老眼に対応したフェイキックレンズの登場によって、老眼治療にも新しい選択肢が加わりました。
アイオーエル社製(イギリス) CEマーク承認番号:CE0434
ICLレンズ
ICLレンズは、コラマーという新しい素材で出来ており、眼内で異物として認識されにくい生体適合性に優れたレンズです。レンズを折り曲げて挿入できるため、3mm程度の極小切開で手術をすることができます。また、両眼同日の手術ができますので、通院の負担が軽減されます。虹彩の後ろにレンズを固定しますので、審美性に優れています。
スターサージカル社製(アメリカ) 医療機器承認番号:22200BZY00001000
ホールICLレンズ
ホールICLレンズは、コラマーという新しい素材を使用したICLレンズが改良された新しいタイプのレンズです。レンズの中心に0.36mmの貫通孔が開けられており、レーザーによる虹彩切開をしなくても、眼内の房水循環を確保 することができます。中心に開けられた貫通孔は、視力に影響はなく、塞がることもないので、手術後に眼圧が上昇するリスクも軽減されます。
スターサージカル社製(アメリカ) 医療機器承認番号:22600BZX00085000
ホールICLレンズに、光学部が大きくなった「EVO + モデル」が登場
2016 年9月より、レンズの大きさは変更せずに光学部だけが大きく改良設計された「EVO+モデル」 が新たに発売されました。レンズの光学部径が大きく改良されたことで、瞳孔径の大きさに左右されず 質の高い見え方を実現。特に、ハロー・グレアが軽減され、夜間視力の改善効果が向上しています。
フェイキック後房型レンズに老眼に対応した遠近両用レンズが登場
遠近両用フェイキック後房型レンズ
合併症の抑制を考えた新しいICLレンズ
後房型フェイキックレンズに、老眼に対応した遠近両用レ ンズが登場しました。一般的に 40 歳を過ぎると自覚して くるといわれる老眼に対応したフェイキックレンズの登場 によって、老眼治療に新たな選択肢が加わりました。この 遠近両用のフェイキックレンズは、単焦点レンズで白内障 手術を受けられた方にも適応します。挿入された単焦点レ ンズに重ねるだけで、多焦点レンズと同じ効果を得ること ができますので、白内障手術後の老眼も治療できます。
アイオーエル社製(イギリス) CEマーク承認番号:CE0434
フェイキック後房型レンズの手術の流れ
メスを使わないレーザーICL手術
Laser ICL surgery
ワンランク上のレーザーICL
フェイキック手術は、水晶体を温存したまま近視や乱視、老眼を矯正しますので「有水晶体眼内レンズ挿入術」と呼ばれています。一方で、白内障手術のように水晶体を取り除く手術を「無水晶体眼内レンズ挿入術」と言います。
フェイキック手術は、レーシック手術のように、角膜を削る必要がありませんので、強度近視や円錐角膜と診断された方でも受けられる視力回復手術になります。当院では、2種類の後房型レンズを導入しており、どちらのレンズも手術方法は同じですが、手術ガイダンスシステムを使用して正確な手術を提供しています。乱視の強い方には、乱視用のレンズをご用意していますが、手術ガイダンスシステムを使用することで、正確な乱視軸を確認しながら手術を行うことができます。手術は、両眼で10分程度で終了します。
レーザーICLの特徴
レーザーICLは、正確で安全性の高い角膜切開を可能としていますが、メスを使用しないことが大きな特徴になります。最近では、ICL手術も、非常に身近な手術として認知される様になりましたが、目の手術ということで多少なりとも不安があると思います。レーシックは、全ての手術工程をレーザーで行うため、メスを使用しない視力回復手術として日本でも広く普及していますが、ICLはメスを使用することが怖いと感じる方もいらっしゃると思います。レーザーICLは、メスを使用しないICL手術になりますので、メスを使用することに抵抗がある方に適した術式になります。また、冨田実アイクリニック銀座では、手術の緊張を和らげる笑気麻酔を導入していますが、レーザーICL手術を選択された希望者には笑気麻酔を無償で提供しています。
レーザーICLの自己閉鎖角膜切開
ICL手術では、 角膜を2.5mm〜3.5mmほど切開して眼内レンズの挿入口を作成します。この切開創は眼の内圧 (眼圧) によって自然に閉鎖するようにクランク状の特殊な3面切開で作成しますので、ICLレンズの挿入後に切開創を縫合する必要はありません。レーシックは、すべての手術工程をレーザーで行うため、メスを使用しない視力回復手術として日本でも広く普及していますが、ICL手術はメスを使用してレンズの挿入口を作成するため、メスを使用することに抵抗がある方、怖いと思う方もいらっしゃいます。レーザーICLは、メスを使用することに抵抗がある方に適した術式になりますが、術後に乱視が発生する確率が高くなるので、当院では強く希望される方にのみ実施しています。
レーザーICLは
こんな方に適しています
- ・メスを使用することに抵抗がある方
- ・緊張しやすい方
- ・怖がりな方
- ・ICLを受けたいがメスが怖くて躊躇している方
レーザーICLの
必要性について
通常のICL手術とレーザーICLの違いは、レンズの挿入口の作成工程にあります。 通常のICL手術は、角膜 (黒目) と結膜 (白目) を切開して挿入口を作りますが、レーザー手術は専用の器具を使用するため、角膜(黒目)の内側にしか挿入口を作成することができません。切開創が角膜の中心部寄りに作成されるため、切開創の治癒過程で乱視が発生するリスクが高くなります。当院では冨田院長が執刀を担当していますので、レーザーによる切開よりも乱視の発生率が半分以下に抑えられます。そのため、下記のような別途費用を使ってまで無理にレーザーを使用する必要性はありません。
レーザーICLの費用 |
片眼:100,000円 (税込:110,000円)
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冨田院長は、前房型レンズ・後房型レンズともに指導医ライセンスを取得しています
フェイキック手術の執刀を担当する冨田院長は、レンズの開発メーカーが認定した“指導医のライセンス”を取得しています。医師を指導できるライセンスを持っている冨田院長が、手術前の診察から執刀まですべてを担当します。技術、知識、経験、 実績がなければ指導医にはなれませんので、フェイキック手術で視力回復をお考えの方は、安心してご相談ください。